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再度結束を固めて、熱い声援をかの地に向けておくるのだー 

 はああああああ…
 (いわゆる長嘆息でございます)
 敗けちゃいましたね…
 サッカーワールドカップ コートジボワール戦。
 厳しい戦いになるだろうなとは思っていましたが…
 そして人生には受け入れるしかない「がっかり」というものが存在しているわけではありますが、それにしてもねぇ。

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 昨日の夜は、近所のお友達で集まって、祝勝会の予定だったもので。
 皆、試合をみた後、集まるのやめようかと、思ったりもしたみたいですが…
 ぐずぐず落ち込んでいるより、皆で集まった方が、気も晴れますからね。
 よ~し、美味しいもの作るかぁ!

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 三々五々集まってきて、ビールなぞ飲みながら、ぼつぼつと話し始めます。
 「ストロングポイントだったはずの日本の左サイドが制圧されてしまったのはなぜか?」
 「どうして長谷部選手をかえてしまったのか?」
 「本田選手の調子が上がらないのはなぜか?」
 別府は、そういうの、あんまり分からないので、もっぱら聞き役ですけどね。

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 そのうちだんだん賑やかな感じになってきて…
 みんな話しながら、心のショックを癒しているのね。
 試合に負けてしまった選手たちはもっとショックだったでしょう。
 大丈夫かしら。
 皆で美味しいもの食べて元気だしてるかな…

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 これからですよ。
 南アフリカ大会で優勝したスペインだって、そのときの大会初戦は負けたんだし。
 我々サポーターも、再度、一丸になって応援するぞー

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 最後、おにぎり食べて(実は1番人気があって、すぐなくなるので写真とれず)、結束を固めた一夜でした。
 日本各地で、そういう心温まる決起集会が開催されたことと思います。


 
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 本日の1曲は「百万本のバラ」です。皆さまのご支援のお蔭で、この動画も再生回数2万回を突破しましたー
 ありがとうございます。

 

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もらい泣き 

 オシムさんが泣いています。

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 オシムさんは、別府にとってヒーローです。
 憎悪、怒り、偏見、人間のあらゆるネガティブな感情は、理性によってコントロールすることが可能であり、融和と共存による平和の道は、知恵によって導かれるのだ、という理念を体現されている方だからです。
 敬愛してやまない人物のうれし涙をみるのは、こちらの胸が熱くなるほど嬉しいものです。

 オシムさんの故郷ボスニア・ヘルツェゴビナ、建国21年目にして、初のサッカーW杯出場決定です!

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 今回はじめて知りました。ボスニア・ヘルツェゴビナの国旗です。

 W杯予選の最終戦で本選出場を決めて、ボスニアに凱旋帰国したスシッチ監督の記者会見での第一声は「残念だが、一部の選手たちはもう招集されないだろう。帰りの飛行機の中で、代表選手としてふさわしくない言動があった」というジョークだったとか。
 その場で、選手たちは歌を合唱して切り返して、大爆笑になったそうですが…

 

 ボスニアの人たちのジョーク好きは筋金入りみたいです。
 冗談にせずに生きるには、現実は過酷すぎるから、かもしれませんが。

 スシッチ監督をはじめ多くの関係者が、まずオシムさんに対する感謝の言葉を述べていたそうです。
 ボスニアが、各民族の代表3人が会長を務めるサッカー協会の会長3人制を咎められて、国際大会への出場資格停止処分を受けたのが2年前。その後、サッカー協会の正常化委員会座長に就任して、獅子奮迅の働きで、処分を取り消させることに成功したのがオシムさんだったからですね。

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 W杯出場決定記念の特番?スシッチ監督と

 オシムさんの涙をみて、四半世紀前、オシムさんが、当時のユーゴスラビア代表監督を辞任した記者会見のシーンを思い出さずにはいられませんでした。
 それはボスニアの首都サラエボが、セルビア勢力に包囲されたとき、セルビアの首都ベオグラードで発表されたわけです。
 「監督辞任は、私がサラエボのためにできる唯一のこと。思い出して欲しい。私はサラエボの人間だ」

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 それは、やがてワールドチャンピオンになるはずだったユーゴ代表チームの解体が決定的となり、同時にユーゴスラビアという多民族による連邦国家そのものが、内戦の泥沼を経て消滅への道をたどり始めた象徴ともいうべき事件だったわけですが…

 いまオシムさんは、ボスニアのW杯出場決定を受けて
 「日本がW杯で優勝する以上のものだ。多くの問題が解決できる」と、その喜びを語っていらっしゃるそうです。
 かつて互いに血を流しあった3つの民族が、肩を組み合って、1つの代表を応援する光景が、オシムさんには見えているのでしょう。
 25年のときを経て、哀しみの涙を、喜びの涙にかえた、偉大な人物の足跡を思わずにはいられません。
 オシムさんにとって、特別の縁をもつ2つの代表チーム、ボスニア・ヘルツェゴビナと日本、W杯でも最高の舞台で戦うことを夢想してしまいます。


 
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 上のチラシをクリックすると、10月20日のライブご案内記事(9月27日記事)が開きます。

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いつまでも語りつがれる試合がまた1つ… 



    私たちは行く

    BRAZIL 2014

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    栄光をもとめて


 
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見えているもの… 

 10日ほど前の話になりますが…
 イングランドのサッカーのリーグカップ戦の準決勝で、強豪チェルシーのエデン・アザール選手が退場処分を受けるという出来事がありました。
 アザール選手は、ベルギー出身の若手選手で、最近めきめき評価を高めているニュースターだとか。
 この試合、チェルシーはホーム&アウエー方式で戦われた準決勝の第1戦を落とし、決勝に進むためには、第2戦、相手チーム、スウォンジーの地元に乗り込んで2点差以上で勝つしかないという状況でした。
 しかし両チームとも無得点のまま経過した後半の78分に、アザール選手は、ボールがゴールラインを割った後、いそいで試合を再開させようとボールを追いかけたところ、彼にボールを渡そうとせず、逆にボールを抱え込むように倒れ込んでしまったボールボーイを蹴りつけて退場処分になったというふうに報道されました。

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 別府、そのニュースを読んですぐに Youtube で動画を探しました。
 「うわ、ひどい」というのが、動画を観たときの印象でした。
 アザール選手は、(なぜか)ボールを抱え込むような格好でうつ伏せになっているボールボーイの少年の下からボールを取り出そうとした後、突然、少年の脇腹のあたりを蹴りつけたようでした。

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 ネット上の声も、アザール選手の行為を非難する声が大半のようでした。

 ただその後、だんだん状況に変化がありました。
 ボールボーイの少年が試合前に、自身のツイッターに、(スウォンジーのための)時間稼ぎを予告するような書き込みをしていたことや、その少年がスウォンジーの幹部の息子さんであったことなどが報道されると、今度は、だんだんボールボーイの少年の行為を非難する声の方が多くなってきたのです。

 もっともそんな中で、別府の注意をひいたのは別のことでした。
 それは何人かの人たちが、アザール選手は少年を蹴ったのではなく、ボールを蹴りだすために、少年の下にあったボールを蹴ったのだと主張していることでした(アザール選手本人も含めて)。

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 別府、動画を見直してみました。すごくたくさんの動画がアップされていたので、いろいろ見比べてみたりして。
 その結果としての別府の結論は…
 画像からは、アザール選手が少年を蹴ったのか、ボールを蹴ったのかは、はっきりしない、というものでした。

 少年は、ゆったり目のウインドブレーカーのようなウエアを着ていて、そのためでしょうか、うつ伏せになった少年のお腹の下にあるボールは、画像では実際にどこにあるのか確認できませんでしたし、またアザール選手が蹴ったのが、どこなのかがハッキリと分かる画像は見当たらないことが分かりました。
 ただ別の角度から撮った遠景の画像を注意深く見ると、アザール選手が蹴るのと同時に少年の下からボールが転がりだした所が写っていて、これを見ると「ボールを蹴ったのだ」という可能性は(ボールと同時に少年の身体にも足が当たっているという可能性も含めて)十分考えられることのように思えました。

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 別府は、誰が悪いとか、良いとか言うつもりはありませんし、真実がどうであったと決めつけるつもりもありません。

 ただ人間の目というものが、いかに不正確で、何とアテにならないものであるかを、思い知らされた気がしたのです。
 「アザール選手が少年を蹴った」と言われて動画を観ると、そう見えたのに、「アザール選手は少年を蹴ったのではない」かもしれないと考えて、同じ動画を見直すと、まったく別の可能性が見えてくる。
 何を見ているときでも、本当は自分には何も見えていないのかもしれない、そのことを常に心に留めておきたいと強く考えた次第です(今日は最後まで真面目)。


 
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題名さえOKだったらベストセラーだったんじゃないかと… 

 問題です。
 世界で1番サッカー好きな国はどこの国でしょう?
 答え
 ノルウェーです。

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 なぜなのか、その理由を別府が説明できれば良いのですが、なんせ理由が長くなるもんで、よう書きません。

 ただ、その答えはこの本『「ジャパン」はなぜ負けるのか ~経済学が解明するサッカーの不条理~』という本を読んでいただくと、その中に書いてあります。

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 この本の実に分かりやすい欠点は、その題名です。
 この本が出版されたのは、2010年3月、南アフリカ・サッカーワールドカップの開幕直前ごろのことです。日本中のサッカーファンが「ジャパン(サッカー日本代表)はワールドカップで惨敗するのではないか」と心配していたときのことですね。
 この本もまた日本代表の惨敗という結果を予想した上で、こんな題名を付けたのでしょう。

 でも南アフリカでジャパンは、大方の予想を裏切ってベスト16に勝ち進む大活躍を見せ、しかも、その後を引き継いだ「ザックジャパン」に至っては、この2年間ほとんど負けていません。
 まさに『「ジャパン」はなぜ強くなったのか』こそ正しい題名だったかもしれません。

 もっともこの本に書かれている内容自体は全然まちがっていません。
 「こうすればジャパンは強くなる」と書いていることは全て当たっていて、だから現実が、この本を追い越してしまっているだけなのです。

 この本はステファン・シマンスキーという経済学者とサイモン・クーパーというジャーナリストの共著となっています。

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 経済のというより統計の話がイッパイ出てきますが、難しくはありません。平易に分かりやすく解説されていてすごく興味深い話ばかりですし、しかもそれらはしばしばウイットとユーモアに富んだ文脈の中で語られていて、すごく「面白い」のです!
 別府が最近読んだ本の中ではイチ押しですよ。

 この本に書かれていたエピソードを1つだけご紹介しましょう。
 2008年ヨーロッパチャンピオンズリーグの決勝はマンチェスター・ユナイテッドとチェルシーというイングランド・プレミアリーグ勢同士の対戦となりました。
 試合は120分間戦って決着がつかずにPK戦となります。

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 このときチェルシーは試合前から、試合がPK戦になった場合の秘策を、ある経済学者から授けられていたのです(本人はTVの中継でPK戦を観るまで、自分の策が採用されていたことを知らなかったのですが)。
 秘策は半ば奏功し、チェルシー有利のうちに進むPK戦の最中、チェルシーが何らかのチーム戦略をもってPK戦に臨んでいることに気付いたユナイテッドのGKファン・デル・サール選手が最後にうった手は…
 本の筆者は、このシーンは Youtube にアップされているこのPK戦を観ながら読むようにと勧めています。

 別府ですか。もちろん Youtube 動画を観ながら読みました。
 ふっふっふ、手に汗にぎるとは、このことですよ。

 はい、Youtube 動画はこちらです。
 でもホントにごめんさない。本を読みながら(つまり画面には写っていない真実を知りながら)でないと、そんなには面白くないかも。
 しかも、鮮明な画像の動画はどこを探してもないし、ぷんぷん…


 
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