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人が生きるべき道とは、というお話みたいなのですが 

 幸福な家庭はどれも似たものだが、不幸な家庭はいずれもそれぞれに不幸なものである。

 はい、ご名答。
 トルストイの長編小説「アンナ・カレーニナ」の冒頭の一節です(岩波文庫版より)。

 Woman.jpg
 イワン・クラムスコイの「忘れえぬ女」は、アンナをイメージしているとも言われているんですって!

 この小説は、別府お気に入りの1作でして、これまで何回となく、読み返してきました。
 そして今日は、この文豪の描いた名作を原作にして作られた映画のお話です。
 2012年公開のイギリス映画でして、監督はジョー・ライトさんという方です。
 別府、つい最近、TVで観ました(最近の映画ネタって、こんなんばっかり、とほほ)。

 Tolstoy.jpg
  原作者は、結構、顔こわいです。

 この映画作品、全体が劇場の中で演じられている形になっていて、場面転換のシーンで突如、舞台のセットが登場して面食らうとか…
 アンナの恋の相手、将校のヴロンスキーが、宝塚の男役スターによって演じられている人みたいに見えるとか…

 pot789.jpg
         帽子よこっちょかぶりだ!

 ヴロンスキーのお母さんが「この人、見たことあるけど、誰だっけ?」と思っていたら、シックスセンスのオリヴィア・ウィリアムズだったり…
 アンナの夫のカレーニンが「この人、知らない役者だな」と思っていたら、実はジュード・ロウだったり…
 社交界のシーンで、皆が踊っているダンスが「なんか変」で面白かったり…

 dance.jpg

 とにかく見どころいっぱいで、ついつい見入ってしまう作品なのです。
 ただ別府の最大の感想を一言で言うと…
 原作そっくり!
 つまり、別府が何度も読んだ原作から思い描いていたイメージというものは、かなり確固として存在したと思うのですが、映像化された作品に、ぜんぜん違和感がなくて、むしろ「あ、観たことある」と錯覚してしまうほどでした。

 この破滅的で、背徳的で、陰惨な長編小説が沢山の人に読み継がれた(挫けることなく最後まで読み通すことが出来た)原因の1つには、キティとリョーヴィンという、爽やかなカップルの存在があると思います。
 誠実で、不器用で、幸せに向かっておずおずと近づいていく人たち。
 心ならずも1度はリョーヴィンの求愛を拒んだキティが、2人で文字遊びをしながら懸命に彼に想いを伝えるシーン。
 このシーンも、原作のイメージどおりのドキドキとキュート満載の、ドキキュンシーン?です(笑)

 MC900297887.jpg

 あとですね…
 シーン1つ1つが美しい。
 形式的、様式的な美しさでいっぱい。
 あえて言うと、日本の歌舞伎とか、そういうものを連想させます。
 最近観た、別府のイチオシ作品でした。



 
 いつも応援をいただきましてありがとうございます。

 別府葉子フェイスブックページも開設しております。よろしくお願いいたします。

 今日の1曲は「花の季節」です。

 
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この記事に対するコメント

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# |  | 2014/09/17 15:04 * edit *

NoTitle

こんばんは~♪
トルストイ、いいですね。
私はマクシム・ゴーリキーに次いでトルストイが好きです。
シャンソンのテーマになりそうなのはチェーホフかな( ^)o(^ )

まり姫 #8m8hig/. | URL | 2014/09/17 20:40 * edit *

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# |  | 2014/09/17 20:44 * edit *

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# |  | 2014/09/17 20:53 * edit *

NoTitle

Все счастливые семьи похожи друг на друга, каждая несчастливая семья несчастлива по-своему.(ロシア語原文)

私も好きなフレーズの一つです☆
ロシア文学は素敵ですね。私はチェーホフの「子犬を連れた奥さん」が大好きです。軽いタッチで読めるのに、本当は奥がとっても深いです☆

トルストイで好きなのは「戦争と平和」です。
311震災の時、大混乱のさなか、色々な方の助けを頂き、また色々な方にちょっとだけお手伝いをして…皆さん、善人なのですよね…。
その時に想い出したのが、「戦争と平和」の物語の、幾つかの「一コマ」でした…☆

Michiru #- | URL | 2014/09/17 21:40 * edit *

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# |  | 2014/09/18 22:10 * edit *

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