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コム・ダビチュード いつものように 

 男は物流関係の会社でデスクワークについている会社員、40歳をいくつか過ぎている。
 女は30代半ば、いまは友達のブラッスリー(手軽なレストラン)を手伝っている。
 知り合ったきっかけは、気乗りのしないイベントに、友人に誘われて参加したもの同士、これいつから面白くなるのかな?と声をかけて笑いあったときから。
 パリ郊外のアパートで、一緒に住み始めたのは4年前のことだった。

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 どこに行くのも、何をするのも、一緒だった2人。
 毎日、その日の夕食をどうするか、出がけに相談するのは2人の日課だった。
 週末には、友人たちを誘っては一緒に出かけ、夜更けに2人でアパートに戻ってくると、お互いの服を脱がすのももどかしく、ベッドの中で狂おしく愛し合った日々。

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 そのころ彼女が勤めていたブティックが閉店し、急いで次の仕事を探さないでも、しばらくは家事をしたらと話し合ったときが、今にして思えば転機だったのかもしれない…
 彼を送り出した後、コーヒーを飲みながら、その日1日の計画をぼんやりと考え、1日を過ごした後、夕方に彼を迎える日々。
 2人だけの夕食、代わり映えのしない光景、やがて2人は、お互いに話し合いたい話題が、ほとんど見つからないことに気がつく。

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 やがて彼女は、友達に頼まれて、ブラッスリーの仕事を手伝うようになった。
 少しずつ、当てにされてブラッスリーの仕事は忙しくなり、彼女の帰りは遅くなる。
 彼が、彼女の帰りを待たずに、ベッドに入るようになったのは、いつからだったろうか…
 彼女が、彼のために朝食を整えるのを止めたのと、どちらが先だったか、2人とも、もう覚えてはいない。

 Comme D'habitude
 いつものように…

 この曲の歌詞のイメージから、思いつくままに、別府が気ままに作ってみたお話でした。

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 この“Comme D'habitude”(コム・ダビチュード)という曲、1960年代、当時のフランスの人気歌手 クロード・フランソワが歌った、彼の代表作です。
 そしてこの曲に、およそイメージの異なる英語詞をつけたのがポール・アンカでした。
 その後、フランク・シナトラの歌った、この英語詞のカバーヴァージョンは世界的な大ヒット曲となりました。
 そして何人もの歌手が、その曲“My Way”をカバーすることになったのです。

 今日は、原曲に日本語訳詞をつけた別府のカバーヴァージョンを聴いてみてください。

 


 
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この記事に対するコメント

NoTitle

今日も素敵な歌声、ありがとうございます。
50歳を超えたわたし、家内とは寝室も別々になり、会話もなくなりました。
歌のようにロマンチックではありませんが、
弁当が私だけの時、カップラーメンになったのはいつからか覚えて居ません。

龍ちゃんです #- | URL | 2014/05/01 09:27 * edit *

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# |  | 2014/05/01 10:05 * edit *

NoTitle

ステキな曲をありがとうございました。
マイウェイしか知らない私ですが、
葉子さんが歌われると全く違った雰囲気でした。
パリでフランス語この曲を聴いてみたいです。

takechan0312 #- | URL | 2014/05/01 11:32 * edit *

こんにちわ。

いつも読み逃げしてますが、お元気そうですね。
3日ライブに向けて体調万全ですか?
で、今日の書き込みはオイラブログへの無断転載の事後報告です。 勝手に貼りつけましたがよろしくです。

Yuusuke320 #- | URL | 2014/05/01 12:11 * edit *

感動です。ありがとうございます。

こんにちは、ヴァイオリンのヴァイツゼッカーです。いつも楽しく読ませていただいております。
内容も動画も大変素晴らしく、感動いたしました。
別府さんの歌は、いつ何度聴いてもぶち抜かれます。
ありがとうございました。

ヴァイツゼッカー #- | URL | 2014/05/01 13:29 * edit *

それが人生

別府さん、こんばんは。

いやー良い唄を聴かせてもらいました。 良いですね! 

それでも、幸せなんだと・・思います。 

唄の力を感じました。 

MINGUS54 #- | URL | 2014/05/01 19:30 * edit *

wao!

クロクロとは違った感じですが 良いですね^^
アレンジも素敵です〜♪

grahampenguin #LeDXySHg | URL | 2014/05/01 21:01 * edit *

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# |  | 2014/05/01 21:07 * edit *

ポール・アンカは、人生を唄った良い曲がありますね。

 ポール・アンカって、随分、人生を語った良い曲を作っています。ライブの良い「レコード」が好きで何度も聞いていましたが、プレーヤーが無くなって聴けなくなりました!
 こう言っては失礼ですが、結構、辿っている音楽が似ているような…………

感動人 #CRSHTEAU | URL | 2014/05/02 07:53 * edit *

NoTitle

できのいい物語とは思いませんでした。
こんなダラダラした生活、同棲という緊張感も恋人同士という夢もないわけで、なぜさっさと別れて次の男もしくは女を捜さないのと思いました。一度っきりの人生、その旬の時期は短いのにね。

怠惰な日常生活をメリハリつけて情念的に歌っても、ただ綺麗に聞こえるだけのこと。綺麗に歌う歌手なら他にも掃いて捨てるほどいるわけで、元歌詞をなぞらず、もっと大胆に意訳して別府葉子らしい歌にして欲しかった。

たかのつめ #9GE0tqGA | URL | 2014/05/02 09:25 * edit *

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# |  | 2014/05/02 18:28 * edit *

NoTitle

こんばんは~♪
素敵な出来栄えの作品になってますね(*^^)
別府さんが唄われると、やっぱりシャンソンですねσ(゚ー^*)
マイ・ウエイはエルビス・プレスリーも唄ってますが、フランク・シナトラより別府さんの歌い方に近いように思います^^

まり姫 #8m8hig/. | URL | 2014/05/02 20:23 * edit *

NoTitle

こんばんは。
ご自身の話かと思いドキッ
なんだそうじゃないのかと思いホッ
でも良くある話
実は私も(-_-;)なんてね
人生色々、ケセラセラ
さすが文才も長けておられますね!

takke #- | URL | 2014/05/02 21:24 * edit *

パリのメトロ☆

あ!
お写真のメトロの駅はArts et Métiersですね☆ メタリックで、独特の雰囲気なんですよね、この駅。 ジュール・ヴェルヌの小説『海底二万里』をイメージしたプラットホームらしいですよ。
パリのメトロといえば「スリにご注意ください」なんて、日本語でアナウンスがあったりしますよね。パリのメトロですられる位だと、ブダペストのメトロでは、何が起こるか分からない…注意しましょう♪
仙台の地下鉄は町はずれでは地上を走ります。大雪の時はこれで遅れます。地下鉄なのに、大雪で遅れるとは…☆

Michiru #- | URL | 2014/05/02 21:45 * edit *

NoTitle

別府葉子さん、こんばんは!!^^

そうであっても生きてやるという歌なのか、それとも、
もっとかまってほしいという歌なのか、私の中で意見が
割れています。^^;

くわがたお #- | URL | 2014/05/02 22:09 * edit *

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