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死神ジョー 

 「ジョー・ブラックをよろしく」
 別府が思うに…
 この映画の弱点は、洗練とか、さりげなさというものが、欠落していることです。
 大げさな演技、コテコテの演出、漫画みたいなストーリー、長さが3時間もあるのもどうかと思うし…
 だからこの映画のことを最高傑作だ、とは思わないですけど、それでも、なぜかとても心に残るお気に入りの作品なのです。

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 この映画も最近、TVで観たので、ネタにしよーって狙ってたんです(笑)

 この作品を観たことがあるという人なら、ブラッド・ピット演じる青年と、美人女医がコーヒーショップで初めて出会うシーンが記憶に残っているという人が少なくないのでは、と思います。
 ブラッド・ピットのとろけるような笑顔、目が覚めるような二枚目ぶり、ほとんど反則レベル!
 そして、その直後、コーヒーショップの前の街角で、2人が別れ別れになっていくシークエンスが印象的ですよね。
 互いに相手に好意を抱きながらも、あと1歩を踏み出すきっかけがなくて、連絡先も交換せずに左右に分かれていく2人。ためらった挙句、相手にもう1度声をかけようと振り向くけれど、遠ざかっていく相手の背中に拒絶されたように感じて、ため息をつくと、また前を向いてしまう。するとその途端、今度は、相手の方が立ち止り、振り返って、数歩、引き返そうとして、やっぱり止めてしまう。こんなあざといほどの演出が繰り返された後、やるせないような目で、青年の背中を一瞬見つめてから、コーナーを曲がって姿を消した彼女。その彼女がいなくなった街角が映し出されるシーンに広がる、切ないほどの喪失感…

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 この作品のテーマは分かりやすいです。
 人生は死に至るまでの仮の宿かもしれないが、人生は生きるに値する素敵なものだ。

 死神ジョー・ブラックと奇妙な共同生活を営むことになった大富豪にして辣腕実業家のビル(アンソニー・ホプキンス)は、先だっていった妻の思い出を、ジョーに語ります。
 「彼女のことを思い出さない日はない。…はじめて会ったとき、彼女はブルーのスーツ姿で、白のカラーに赤い縁取りがしてあった…」

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 病院で、死を迎えようとしている老女は、ジョーの正体を見破って、彼に語りかけます。
 「この世の人間も孤独なのよ。でも運がよければ、あの世に思い出をもって行ける。私にもあるわ…」

 人生は死に至るまでの仮の宿かもしれないが、人生は生きるに値する素敵なもの、です。

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この記事に対するコメント

初めまして

訪問ありがとうございます。

ブラッドピットも好きですが、後ろにいるアンソニー・ホプキンスがいいですね~。
読ませていただくとストーリーが何となく理解できます。
やっぱりホプキンスの存在感が伝わります。
羊たちの沈黙から作家も好きになりましたけど。(笑)

頑張ってください、言われなくても当たり前ですね。
ごめんなさい。^^

シェイド #iAn.OV3g | URL | 2013/10/13 14:42 * edit *

映画

いつも様々な話題を愉しんでいます。
お料理がとてもお上手と言うかお好きなのですね。
フェイス・ブックに毎日御献立が・・・

そして、ご本職の歌。素晴らしい。
こんなに素敵な【百万本の薔薇】、聴いたの初めて。
特別好きな歌では無かったのですが、貴方の歌は好きです。
何回も動画をクリックして聴いています。
【いつも何度でも】は宮崎駿さんの映画のテーマでしょうか。
これも、別の歌のように聴こえて素晴らしい。
声の魅力は勿論ですが、正統的な歌唱ながら、日本語が立ってきます。
きっと、言葉を大切にしていらっしゃるからでしょうか。
コンサートに行きたいのですが、東京公演にも、とうとう行けませんでした。
なんせ、腰を痛めたお婆さんです。鎌倉から東京は遠いのです。

動画の次の曲を楽しみにしています。
あ、CDを買えばよいのですよね。(*^^)v








草笛 #- | URL | 2013/10/13 21:23 * edit *

Re: シェイド さんへ

こんばんは。

アンソニー・ホプキンスさんは、確かにずっしりとした、独特の存在感がありますね。

狂気とよんでもいいような、当たり前ではない何かが、少しだけ混じっている感じとでも言いましょうか…

ご声援ありがとうございます。頑張りますよォ~

別府葉子 #- | URL | 2013/10/19 18:08 * edit *

Re: 草笛 さんへ

こんばんは。

FBの料理は、何というか、簡単に投稿できるものって何だろう、と考えた挙句の苦肉の策でして(笑)

「言葉を大切にすること」は、日ごろから心がけていることです。ご指摘ずばりです。ありがとうございます。

9月の東京コンサートでお目にかかれなかったのは残念でした。

お体大切にしてくださいませ。いつかお目にかかる機会がありますように。

別府葉子 #- | URL | 2013/10/19 18:14 * edit *

ε=\_○ノ イヤッホーゥ!!

14、5年前に映画館で観て、その後DVD買って数回観ましたよ~
(DVDは本棚と壁の間の下の方でヒッソリと永眠してますが)
ブラビも、もう50才になるんだよね
「セブン」はサイコサスペンスでキリスト教の「7つの大罪」に色付けした
考えさせられる映画だけど …もう観なくっていっかなぁ~

トムクルーズと共演した「インタビューウィズヴァンパイア」の主題歌は
ローリングストーンズの"悪魔を憐れむ歌"のカバー曲です…

万金丹 #- | URL | 2013/10/21 09:49 * edit *

Re: 万金丹 さんへ

あはは、DVD、永眠してますか。

個人的な見解として「セブン」は特に見返す必要があるとは思いません。

“悪魔を憐れむ歌”は、多くの映画人に愛された歌というイメージがあります。

別府葉子 #- | URL | 2013/11/02 21:47 * edit *

NoTitle

少し以前の記事へのコメントになりましてすみません。この映画は比較的有名だと思うのですが見たことないんですよね。ジャンル的にあまり好きではないので…(^_^;)
ただ、別府さんの記事を見ていて興味がでてきたので見てみようかなと思います。ブラッド・ピッドもアンソニー・ホプキンスも魅力的な俳優さんですしね♪

めろめいろ #- | URL | 2014/03/07 23:57 * edit *

Re: めろめいろ さんへ

あ、別府も、この映画、あまり興味がなかったんですよね。

TVでやっているのを少しだけ観たら面白かったので、DVDを買ってしまったという作品です。

あまり売り方が魅力的では無かったんですかね…

別府的には、掘り出し物感がありました。

別府葉子 #- | URL | 2014/03/08 17:39 * edit *

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