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本当の人間の道 

 生涯わすれられない映画って、誰にもあると思います。
 「ダンス・ウィズ・ウルヴス」
 この作品は、別府にとって、そんな作品の1つなのです。

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 ついこないだ、たまたまTVをつけたら、かかってたもので、ついつい最後まで見入ってしまいました。
 はー、何べん観ても泣いてしまうわ…

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 夕暮れ迫る水飲み場で、部族の聖人「蹴る鳥」が「狼と踊る男」に語りかけるシーン。
 「本当の人間の道というものがある。君はその道を歩いている。素晴らしいことだ…」
 じーん(涙)

 そして別府の場合、この作品を観ると、必ず思い出す曲があります。
 「囚われの女 ドロテア」
 アルゼンチンが生んだ世界的なフォルクローレ歌手であった、メルセデス・ソーサの代表曲の1つです。
 この曲に描かれている物語は、「ダンス・ウィズ・ウルヴス」とは、時代も場所も異なっています。
 ただ開拓者(という名の侵略者)と先住民たちとの血みどろの争いという背景には共通したものがあります。
 そして人が生きる力や誇りといったものの源がどこにあるかを、運命に弄ばれる主人公の生き方を通して明らかにしているところは同じだと言ってよいでしょう。

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 ドロテアは先住民たちに「囚われていた」ところを、開拓者の軍隊によって救出された白人女性です。
 でも彼女は叫びます「大尉、私は白人ではありません。私を草原の仲間のところに、愛する夫のもとに帰してください。私は今ここで、あなた方に囚われているのです」
 他方、ケビン・コスナー演じる元軍人は、彼を裏切り者呼ばわりする、かつての仲間たちに対して叫びます。
 「おまえたちに話すことなど何もない。私の名は『狼と踊る男』だ」と先住民の言葉で誇り高く言い放つ、戦慄が走るほど感動的な映画の1シーンが、ドロテアのイメージに重なるのです。

 訳詞は別府がつけています。

 


 
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この記事に対するコメント

ニンゲンの本質、とはオモイタクナイ けど

はじめてコメント させていただきます

ニンゲンの歴史は侵略と搾取。 コレにつきるとおもわれて。姿、形は違えども
コレをニンゲンらしいというにはアンマリで だけど。

これもニンゲン それでもこの積み重ねが何時か
いつか

ゆう。 #- | URL | 2013/10/06 21:43 * edit *

Re: ゆう。 さんへ

こんばんは。コメントありがとうございます。

別府は、自分自身をかえりみて、誇らしい部分と、恥ずべき部分をもっています。

それが、人という生き物なのではないのかなと思っています。

別府葉子 #- | URL | 2013/10/06 22:33 * edit *

訪問して下さいまして有難うございます。
光栄です。

龍ちゃんです #- | URL | 2013/10/07 00:29 * edit *

別府さんのこの記事の中で紹介されている写真を見て思い出しました。
確か、この写真のメルセデス・ソーサのCDがあるはずだと。
久しぶりにしまい込んでいた彼女のCDを引っ張り出して
「囚われの女ドロテア」を聴き、昔にタイムスリップしました。
別府さんの「ドロテア」はこの歌の核心である、
運命の悲哀というものをさらに純化しているかのように
切なく美しく響いてきました。魂の込められた歌声ですね。
久々にカタルシスを味わいました。
ありがとうございました。

一本の葦 #QHv4AaW. | URL | 2013/10/09 00:32 * edit *

Re: 龍ちゃんです さんへ

こんばんは。コメントありがとうございました。

こちらこそ、よろしくお願いいたします。

別府葉子 #- | URL | 2013/10/14 23:35 * edit *

Re: 一本の葦 さんへ

こんばんは。

別府の記事が、ソーサのCDを聴きなおすきっかけになって嬉しく思います。

その上、別府の歌についても過分なお褒めの言葉、ありがとうございます。

一本の葦さんの情感のこもった写真、興味深く拝見させていただいております。

別府葉子 #- | URL | 2013/10/14 23:43 * edit *

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