09 // 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31. // 11

ペコロスの母に会いに行く 

 今日は、先日、生伴奏付きカラオケで一緒に盛り上がった(11月3日記事)Mさんがプレゼントしてくださった本を紹介させていただきます。
 その本の題名は…
 「ペコロスの母に会いに行く」
といいます。

 DSC_0873.jpg

 長崎在住の漫画家(でいいのかしら?)岡野雄一さんが、ご自身やそのご家族をモデルにして描かれた漫画エッセイです(1編が1~2頁ほどの漫画がたくさん収められた中に、エッセイが何編か綴られています)。

 お父さんが亡くなられてから、お母さんの認知症は少しずつ進行していきます。
 息子さんは、お母さんを介護施設に入所させると、母親に会うためにその施設に通うようになります。

 DSC_0876.jpg

 認知症が進んだお母さんは、いろいろな人と会うことが出来るようになっています。
 遠い昔に亡くなった人、何年か前に亡くなった人、幼かった頃の子供たち、自身が娘時代にともに暮らした家族や、その頃の知り合いたち…
 夢と現実、過去と現在が交じり合い、現実の世界と思い出の中の光景が交錯しながら、母と子と家族の物語が語られていくのです。
 やがて遠い日の哀しみや苦しみを全て忘れ去り、人生の重荷をおろした母親はあどけなく微笑み…
 子はその母の姿を穏やかに見守ります。

 胸の奥が疼くような悲しみと、やがてそれらを全て包み込んでいく癒しのとき。
 おかしく、そして切ない、母と子の交流が淡々と描かれています。

 DSC_0874.jpg

 この本に感銘を受けたMさんは、この本を何冊も買いこんでは、いろいろな方にプレゼントされているのだそうです。
 その気持ち、とても良く分かります。
 この本は、おそらく何人もの人々のそんな気持ちによって、人から人へと伝えられ、これを読んだ人々の思いが、長崎県から日本中に広がりつつあるのだと思います。


 
 いつも応援をいただきましてありがとうございます。
スポンサーサイト

[edit]

trackback: -- | comment: 6

« "Juste une chanson"  |  プチフルⅧ »

この記事に対するコメント

((φ(..。)

こんにちは♪
コメント欄、はじめてお邪魔します| 壁 |д・)

葉子さんがこうしてここで
この本を紹介してくださって
それでまた
この本が、書いた人の思いが、読んだ人たちの思いが
広がっていくことになるのですね(^-^)
葉子さんの言葉と3枚の写真だけでも
この本・・・今、とても気になっています。
買って読んでみようかな。

思うこと、書きたいことがまだ他にもあるのに
うまく言葉が出てきません(;´▽`A``

素敵な本を教えてくださり
ありがとうございます♪

まーる #PeuiskJE | URL | 2012/11/21 08:12 * edit *

ありがとうございます♪

こんばんは^^

「ペコロスの母に会いに行く」私もこの本を
読んでみたいと思います。
もうすぐ母が入院してから2年になります。
私のことを忘れられたら寂しいですが、
母が完全に認知症になったほうが、かえって
幸せなのではないかと最近思うようになりました。
母は現実と認知症の境をさ迷って辛い思いを
しているのではないかと思います。

良い本を紹介してくださり、ありがとうございます。
私も買って読んでみたいと思います。
同じように悩んでいる方々に広がっていくといいですね。

イルカ #TeHtHwJE | URL | 2012/11/21 21:27 * edit *

私もさっそくネットで注文しました。
届くのが楽しみです。 (*^_^*)

ケイ #5h.aGyeY | URL | 2012/11/23 06:42 * edit *

Re: まーる さんへ

こんばんは。

コメントありがとうございました。

別府に、この本のことを教えてくれた方がいて、その別府が、ここでこんな感想を書いて、それを読んだ方が、また興味をもって…

人が心に思う、形のない、その場限りとなるはずのものが、やがてリレーのようにつながって、人から人へと手渡されていくのが、とても不思議で、そして嬉しい気がします。

別府葉子 #- | URL | 2012/12/02 18:39 * edit *

Re: イルカ さんへ

こんばんは。

いつも記事を読ませていただいてます。

お母様のこと、イルカさんにとって、いろいろ思いまどうことがおありでしょうが…

きっとお母様は今しあわせだと思います。

言葉に出来るなら、そうおっしゃるはずだと思います。

「記憶を失うことは悪いことではない」というこの作品のテーマは、別府に、いろいろなことを考えさせてくれました。

別府葉子 #- | URL | 2012/12/02 18:47 * edit *

Re: ケイ さんへ

わおっ

面白く読まれたのかしら、ドキドキ…

キッカケを作ったものとして気になります(笑)

別府葉子 #- | URL | 2012/12/02 18:54 * edit *

コメントの投稿

Secret