09 // 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31. // 11

題名さえOKだったらベストセラーだったんじゃないかと… 

 問題です。
 世界で1番サッカー好きな国はどこの国でしょう?
 答え
 ノルウェーです。

 MC900408286.jpg

 なぜなのか、その理由を別府が説明できれば良いのですが、なんせ理由が長くなるもんで、よう書きません。

 ただ、その答えはこの本『「ジャパン」はなぜ負けるのか ~経済学が解明するサッカーの不条理~』という本を読んでいただくと、その中に書いてあります。

 DSC_0705.jpg

 この本の実に分かりやすい欠点は、その題名です。
 この本が出版されたのは、2010年3月、南アフリカ・サッカーワールドカップの開幕直前ごろのことです。日本中のサッカーファンが「ジャパン(サッカー日本代表)はワールドカップで惨敗するのではないか」と心配していたときのことですね。
 この本もまた日本代表の惨敗という結果を予想した上で、こんな題名を付けたのでしょう。

 でも南アフリカでジャパンは、大方の予想を裏切ってベスト16に勝ち進む大活躍を見せ、しかも、その後を引き継いだ「ザックジャパン」に至っては、この2年間ほとんど負けていません。
 まさに『「ジャパン」はなぜ強くなったのか』こそ正しい題名だったかもしれません。

 もっともこの本に書かれている内容自体は全然まちがっていません。
 「こうすればジャパンは強くなる」と書いていることは全て当たっていて、だから現実が、この本を追い越してしまっているだけなのです。

 この本はステファン・シマンスキーという経済学者とサイモン・クーパーというジャーナリストの共著となっています。

   MC900250519.jpg

 経済のというより統計の話がイッパイ出てきますが、難しくはありません。平易に分かりやすく解説されていてすごく興味深い話ばかりですし、しかもそれらはしばしばウイットとユーモアに富んだ文脈の中で語られていて、すごく「面白い」のです!
 別府が最近読んだ本の中ではイチ押しですよ。

 この本に書かれていたエピソードを1つだけご紹介しましょう。
 2008年ヨーロッパチャンピオンズリーグの決勝はマンチェスター・ユナイテッドとチェルシーというイングランド・プレミアリーグ勢同士の対戦となりました。
 試合は120分間戦って決着がつかずにPK戦となります。

 uni001.jpg

 このときチェルシーは試合前から、試合がPK戦になった場合の秘策を、ある経済学者から授けられていたのです(本人はTVの中継でPK戦を観るまで、自分の策が採用されていたことを知らなかったのですが)。
 秘策は半ば奏功し、チェルシー有利のうちに進むPK戦の最中、チェルシーが何らかのチーム戦略をもってPK戦に臨んでいることに気付いたユナイテッドのGKファン・デル・サール選手が最後にうった手は…
 本の筆者は、このシーンは Youtube にアップされているこのPK戦を観ながら読むようにと勧めています。

 別府ですか。もちろん Youtube 動画を観ながら読みました。
 ふっふっふ、手に汗にぎるとは、このことですよ。

 はい、Youtube 動画はこちらです。
 でもホントにごめんさない。本を読みながら(つまり画面には写っていない真実を知りながら)でないと、そんなには面白くないかも。
 しかも、鮮明な画像の動画はどこを探してもないし、ぷんぷん…


 
 いつも応援をいただきましてありがとうございます。
スポンサーサイト

[edit]

trackback: -- | comment: 3

« かなり物憂く「リリーマルレーヌ」  |  巴里祭 »

この記事に対するコメント

こんばんは。

サッカー通の葉子さんのサッカーに関するお話はいつも楽しく読ませて頂いています。

はせがわ #TSB56Rmw | URL | 2012/09/21 18:58 * edit *

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

# |  | 2012/09/21 22:29 * edit *

Re: はせがわ さんへ

こんにちは。

お元気になられたようで、何よりです。

また素敵な写真を拝見させていただきます。

別府葉子 #- | URL | 2012/09/22 16:49 * edit *

コメントの投稿

Secret