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思い出の中に消えるボールパーク 

 バットから快音が響き、糸を引くようなライナーが外野手の間を切り裂く。
 黒い土と目にも鮮やかな緑の芝生の上の選手たちが一斉に動き始める。
 塁を埋めていたランナーたちは、野獣のような勢いで次の塁に向かい、野手たちは瞬く間に中継プレーのためのフォーメイションを整えている。
 打球と同時に、悲鳴にも似た歓声を上げながら立ち上がった観衆の波が揺れている。
 足元から沸き立ってくる、浮き足立つような興奮、しびれるような陶酔がボールパーク全体を覆っているのを感じる…

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 テレビの前では決して味わうことの出来ない歓声の波動と興奮の熱気を感じるため(あるいは紙コップに注がれたビールで乾杯を繰り返すため)、別府は、年に1度ほど、野球場を訪れます。
 贔屓のチームは特になし、ルールはだいたい分かる、齋藤佑樹投手もちょっと見てみたいかな、くらいのファンです。

 調べてみたら、この前、このブログでプロ野球のことを書いたのは、去年の3月、セ・リーグの開幕時期のことについてでした。
 考えてみると、その後、プロ野球を観に行ったことがありません。
 今年も行かないだろうな…
 年に1度、野球場に行くと書いたのは撤回です。

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 人は知らず知らずのうちに何かに対する興味を失っていくのかもしれません。
 興味をもって好ましく眺めていたもののイメージが、何かをキッカケに損なわれていく。
 イメージを損なうような悲しい愚行が繰り返されることによって、人は自分でも気がつかないうちに、対象に対する好奇心を失っていくということがあるのでしょう。

 そして、ずっと後になって、あー、別府がプロ野球に興味を失くしたのは、あのときだったんだなと分かるのでしょうね。

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 いつも応援をいただきましてありがとうございます。
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