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伝説となったセナ 

 「アイルトン・セナ 音速の彼方へ」
 先だっての3連休中に別府が観にいった映画です。

 セナがレース中の事故で34歳の早すぎる死を迎えたのは、今から16年前、イモラサーキットでのことでした。
 そのころF1にというか、モータースポーツそのものに、ほとんど興味のなかった別府は、セナのことをよく知りませんでした。
 むしろ彼の死にかかわる報道を通じて、その取り扱われ方の大きさや、日本で、そして世界各地でセナの死を悼む人々の数の多さに驚いていたというところでしょうか。
 若くしてF1にデビューし、その後、瞬く間にトップドライバーにまで上り詰め、F1を舞台に幾多の名勝負を演じた不世出の天才ドライバーの軌跡を、別府が知ったのは、セナの死後、彼について書かれた本や記事によってでした。

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 ですから別府は、動画としてセナの姿を見るのは、ほとんど初めてだったのですが…
 スクリーンに映るセナを見て、胸を衝かれるような思いがしたのは、どんなシーンでもセナの姿には、そこにまとわりつくような孤独の影が離れないということでした。
 コクピットの中からサーキットを見つめるときも、インタビューを受けているときも、さらにまた家族や友人たちとくつろいでいるときですら、ふとした一瞬に思いつめたような視線が彼方をさまようとき、彼の表情には孤独の影が宿ります。
 彼が歩んでいた場所は、誰もついていけないようなところだったのかしら…

 ヨーロッパ文化の結晶ともいうべきF1の世界に、地球の裏側から乗り込み、異分子として目に見えない文化の壁と闘っていたセナが、極東の地からF1に参戦していたHONDAと手を組んだのは、単なる偶然ではないでしょう。
 宿敵アラン・プロストとの激闘、F1を牛耳るバレストルFIA会長(なんて見事な悪役っぷり!)との確執、セナを覆う憂悶の影は色濃くなっていきますが、その影が濃くなればなるほど、逆に、彼が逆境に打ち勝って、最後には全てを勝ち取ってしまうであろうという予感は確信へと変わります。
 ただ、全てを勝ち取った後に迎えるはずの充実と安息を、彼の未来には想像することが出来ないだけ…
 そう、セナはまるでサーキットで死ぬことが、あらかじめ定められた運命だったように見えてしまうのです。

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 「かなうことなら、カートに乗っていた78年か79年の頃に戻りたい。政治やお金が介入してこないピュアなレースを走っていた頃だ」と訥々と話すスクリーンのセナの姿が涙で滲みました。

 


 
 いつも応援をいただきましてありがとうございます。
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この記事に対するコメント

NoTitle

 この映画はほんとに名作だと思います!
 F1に興味のない方でも楽しめるんじゃないですかね~♪

nakky #- | URL | 2010/10/16 23:27 * edit *

Re: nakky さま

nakkyさん、こんばんは。
nakkyさんもご覧になったんですか!なんだか嬉しいです。
いつも、うふふふって笑いながらブログ読ませてもらってます!

葉子 #- | URL | 2010/10/17 21:26 * edit *

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