ノスタルジーの午後
2016/06/19 Sun. 15:19 [思うところ]
たまに抜けるような青空の日があります。
昨日は、そんな初夏の1日でした。

しばらくぶりに家に遊びにくる友人のために、飲み物でも買っておこうと外に出たとき
アスファルトからの照り返しの眩しさに目を細めながら、歩いていると、遠い日の記憶が思い出されました。
あの頃も、こんな季節には、日の光りがやたらと眩しかったなぁ…

学生時代、別府は京都に下宿していました。
そこかしこに、いにしえの面影を感じさせる、落ち着いた佇まいの街
ブラブラと散歩したり
喫茶店の窓から、ぼんやり外を見ていたり
誰かの部屋に集まって、遅くまで話し込んだり

やがて学生時代は終わりをつげ、私たちはそれぞれの道を歩み始める。
私たちがよく歩いたあの街は、今はどんな風に変わったのだろう。
あの頃の友人たちと一緒に歩いてみたい気もするけど…

© Trang Nguyen
本当に一緒に、あの頃の思い出を探す機会はもうないんだろうな。

ブログランキングに、いつも応援をいただきましてありがとうございます。
別府葉子フェイスブックページも開設しております。よろしくお願いいたします。
今年の夏のミニツアーは、大阪、名古屋、東京、甲府と周ります。大阪(Lコード54591)、東京(Lコード71912)はローソンチケットにて発売中。

(クリックで拡大します)
今日の1曲は「哀しみのソレアード」です。
[edit]
« 高松にて「アムステルダム」 | 日記ふうに »
この記事に対するコメント
浦島太郎。
私が学生だったのは30年前です。南河内の田舎にある藝大で、周囲は水田が広がっていました。
当時の私は写真が趣味で、白黒写真の撮影と現像と焼付を飽きずにやったものです。
当時の写真を知人に見せると「ベトナムみたい」と言われます。
今ではお洒落な街になってしまった。
学生の頃は天王寺や新世界界隈を散策したものですが、ホームレスの町だった天王寺公園は今風の銭がかかりそうな広場になり、阿倍野の商店街は巨大ビルに占拠され、よく通った古書店やラーメン屋は無くなっていました。
当時の友人たちとは絶縁状態なので、徹夜で議論したあの日々は遠い思い出です。
NoTitle
今晩は。
京都…良い街ですね、学生のための街のようです。
学生を過ごした街、行ってみたいような、怖いような。あの、充実した時間は帰ってこないから…。
大学を卒業して30年ちょい経つのですが、恩師が出張の帰りに連絡を下さって、食事をご一緒させてもらいました。
先生、ちっとも変わっていなくて。
研究の路を諦めて30年。自分は一体何をしてきたのだろう。
先生がまぶしかったです。
別府様、ご自分の路を歩かれています。
きっと、一緒に探す機会も、ご友人もいらっしゃいますよ。
おはようございます
「あの日あの時」を思い出させるような天気とか気候の時がありますね、そういうときはなんだか鮮明に思い出したりします。
私にも、どこへ行ったか分からない友人たちがたくさんいます。時折思い出しては逢いたいなあと思いますが、きっと…修正逢えないで終わるのかもしれないと思うと切ないです。
| h o m e |