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「智の優越」はオシムさんが教えてくれたから 

 昨年の8月9日、別府は仕事の都合で、高松にいました。
 だから長崎の原爆犠牲者慰霊平和祈念式典のテレビ中継も高松で観ていました。
 その日は台風が四国に接近していて、JR瀬戸大橋線が運休になったりと大変だったことを覚えています。

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 ビックリしたのは大阪に帰ってからでしたね。
 広島、長崎の原爆犠牲者慰霊平和祈念式典での首相のスピーチが、どちらもその大半の部分が、前年のスピーチとまったく一緒、つまり使いまわしだったことが話題になっていたからです。
 原爆の犠牲になった方々の霊を慰め、不戦の誓いを新たにする、この式典で、スピーチを使いまわすことが、多くの人間に違和感(あるいはそれ以上のネガティブな感情)を催させる可能性に気づかないとは思えないので、これは意図的にやったのだと感じました。
 自分がここにいることも、しゃべっていることも「形だけのこと」であって、「本心を述べているわけではない」というメッセージなのだと理解すれば、腑に落ちたのです。

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 今年は、広島の原爆犠牲者慰霊平和祈念式典でのスピーチで、歴代首相が言及していた「非核三原則」への言及をやめたことが話題になっていますね。
 「平和憲法を遵守」というキーワードは、2年前のスピーチのときから既に棄て去っていますが、その後、今日までに、この首相が、日本国憲法の理念を守るつもりがないことは、誰の目にも明らかになってきています。
 ですから今回、「非核三原則」への言及をやめたことの意味についても、多くの方々が、この国是ともいうべき大原則の危機を感じていらっしゃることと思います。

 「非核三原則」に言及しなかったことを国会で問われ、首相は、明日の長崎の原爆犠牲者慰霊平和祈念式典では、これに言及するという答弁をしたようですね。
 なるほど、内閣の不支持率がうなぎ上りなのが気になってしょうがないのは、よく分かりました。
 でも、長崎で何を語っても、それを本心だと信じることは、別府には出来ません。

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 「われわれは、立憲主義を侮蔑し、『力』への信仰に走った国々によって、あの第二次世界大戦という未曾有の悲劇が引き起こされたことを決して忘れてはならない。」
 わが国の憲法学の大家、佐藤幸治京大名誉教授の著作の一節です。
 読めるかなぁって不安だったけど、わりと平易な表現が使われていて、別府にも読めた。えへへ。
 深い学識と磨かれた智慧によって紡ぎだされる言葉にふれることが、ささくれ立った心を落ち着かせ、勇気を与えてくれます。
 著作の内容については、また改めて。



 
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 今年の東京コンサートは9月4日(金)です。ローソンチケットにて発売中でございます。

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 今日の1曲は「巴里祭 ~パリの街のあちらこちらで」です。

 
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