FC2ブログ
02 // 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31. // 04

民族主義との闘い 

 1番最近に読んだ本のお話です。
 「オシム 終わりなき闘い」
 1年ほど前、NHKのBS放送でオンエアされた「オシム 73歳の闘い」の取材内容をベースに書籍化されたドキュメンタリーものです。

 o02.jpg

 筆者は木村元彦さんです。
 この方、オシムさんに関する本を何冊も出されていますが、それにとどまらず、旧ユーゴスラビアに関する本を何冊か書かれていて、その中でユーゴスラビア三部作と呼ばれているのが、こちら。

 1425781543969.jpg

 「悪者見参」「誇り」「オシムの言葉」
 前2者はセルビアの英雄ピクシーこと、ドラガン・ストイコビッチの軌跡を辿りながら、ユーゴスラビアの悲劇を描いた作品です。
 多民族国家ユーゴスラビアの崩壊は1990年ころから形を伴って現れ始め、各地で民族間の武力衝突が始まります。
 オシムさんの故郷ボスニアの首都サラエボが、セルビアを中心としたユーゴ人民軍によって包囲されたサラエボ包囲戦が起こったのもこの頃です。

 内戦が終わって20年が経過しても、民族間の憎悪と不信は残ります。
 ボスニアでは、サッカー協会も、ムスリム、セルビア、クロアチアそれぞれの民族出身の3人の会長が存在していて、これを1人に統一することが出来ません。ボスニアは、そこをFIFAに咎められて、国際試合への参加資格をはく奪されてしまいます。
 「オシム 終わりなき闘い」は、その状況に立ち向かっていくオシムさんの姿を追い続けます。
 各民族の代表者たちと会い、説得し、サッカー協会の会長を1本化し、FIFAに処分を撤回させることに成功し、さらに、その後も、サッカーを通じて、民族の垣根を超え、ボスニアを1つにまとめるような、誇りと希望の拠り所を求める、いつ果てるともない闘いを続けるオシムさんです。

 1425781574183.jpg

 ブラジルワールドカップ、ヨーロッパ予選、ボスニアがブラジル行きをかけて戦うことになった最終戦、世界の各地からボスニアサポーターが集まります。
 内戦によって、家を失い、家族を失い、祖国を追われて難民となり、世界各地に落ち延びていった人たちが集まってきます。そこで、魂が求めて止まない祖国と、再びつながるために…



 
 いつも応援をいただきましてありがとうございます。

 別府葉子フェイスブックページも開設しております。よろしくお願いいたします。

 スプリングツアー情報です。皆様方のお越しをお待ちしております。

 15STチラシ03

 今日の1曲は「アミラとボスコ(橋の向こう側)」です。

 
スポンサーサイト



[edit]

trackback: -- | comment: 3