FC2ブログ
06 // 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31. // 08

「死んだ男の残したものは」 

 メッセージ性の高い曲を歌うとき、声高に歌うことに、ためらいがあります。
 そういう曲こそ、ある意味、ニュートラルな姿勢で歌いたい、と感じるのです。
 例えて言うと、ドロドロした情念を歌うのに、歌手自身が曲をおどろおどろしく歌ってしまうことで、楽曲を台無しにしてしまうことがある、そういったことは避けるべきだ、というのと同じ意味で言っているのですが…

 712.jpg

 「死んだ男の残したものは」
 作詞 谷川俊太郎、作曲 武満徹。ベトナム戦争のさなか1965年に作られた曲です。
 谷川俊太郎さんに作曲を依頼された武満徹さんは、完成した曲に「メッセージソングのように気張って歌わず、『愛染かつら』のような気持ちで歌って欲しい」という言葉を添えたそうです。
 生意気なようですが、そのお気持ちに、ふかい共感を覚えました。

 yun_5714.jpg

 「死んだ子どもの残したものは
  ねじれた足と乾いた涙
  他には何も残さなかった
  思い出ひとつ残さなかった」
  ~「死んだ男の残したものは」3番歌詞

 言葉の持つ、これほどの力を前に、これに何かを付け加えようとすることは不要でしょう。

 昨年12月に大阪で行ったコンサートの際、この曲から「歌え」と呼びかけられているような気がして歌いました。
 繊細なメロディーを持つ、楽曲としての美しさが伝わるように表現したつもりです。

 

 憲法とは、国民を規制するものではなく、権力を縛るものだそうです。
 だとすれば、憲法第9条は、為政者たちに対して、国際紛争を解決する手段としての戦争を、武力の行使を、永久に放棄せよ、と命じたものに違いありません。
 例外は、ただ他国の軍靴に、祖国が踏みにじられたときだけ…
 武力の行使なくして、自国の平和と独立を守ることは困難を極めたイバラの道であろう。それでも、知恵を尽くして、それを成し遂げよ、憲法第9条は、そう命じているのでしょう。
 広島、長崎の悲劇、それだけではなく、至る所で、数えきれないほどの無辜の人々が生きながら焼き殺されるような惨劇を経て、辿り着いた結論なのでしょう。
 その結論を、姑息な手段で、ひっそりと葬り去ろうとするような人たちには、NO というしかない、というのが別府の気持ちです。


 
 いつも応援をいただきましてありがとうございます。

 別府葉子フェイスブックページも開設しております。よろしくお願いいたします。

 140802YBP02.jpg

スポンサーサイト



[edit]

trackback: -- | comment: 13