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偉人 

 今回のサッカーワールドカップの話ですが…
 王国ブラジルと引き分けたチームがあります。
 メキシコです。
 ブラジルと対戦する大半のチームのように守備を固めて、チャンスを待つのではなく、王国相手に、がっぷり四つに組んだ真っ向勝負の90分を戦い抜いての堂々たる勝ち点1です。

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 メキシコのサッカーはパスをつないで、つないで…
 今風に言うと、ポゼッション重視、相手にボールを渡さないサッカー
 このメキシコのスタイルの源流は1990年代初頭にメキシコ代表監督に就任したアルゼンチン人、セサール・メノッティさんの戦術に遡るんだそうですよ。
 四半世紀をかけて、独自のメキシカンスタイルを熟成させてきたということでしょう(2012年ロンドンオリンピックの金メダルチームですしね)

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 日本でも同じことをしようとした代表監督がいましたよね。
 「コピーは100年経ってもオリジナルにはかなわない」
 「強豪国のマネではない、日本人の特性を活かした日本オリジナルなサッカーを作り上げるべきだ」と語っておられたボスニア人の日本代表監督、イビチャ・オシムさんですよ。
 ザッケローニ監督は、日本オリジナルな戦いが出来るチームを作ろうとしているという意味で、オシムさんの延長線上にあると感じられますが…
 オシムさんが代表監督になったのが2006年。
 まだ8年かあ…

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 何度も語ってきたように、オシムさんは、別府の永遠のヒーロー
 憎悪、怒り、偏見、人間のあらゆるネガティブな感情は、理性によってコントロールすることが可能であり、融和と共存による平和の道は、知恵によって導かれるのだ、という理念を、その人生において実践されている方ですよね。

 オシムさんが、母国ボスニアヘルツェゴビナのワールドカップ初出場のための立役者になったというお話は、以前のこのブログの記事で書かせてもらいました。
 それにかかわるドキュメント番組が、日曜日の夜にNHKの地上波で放送されるようで、別府、大注目しております。
 本日6月22日午後9時~ NHKスペシャル
 「民族共存へのキックオフ ~"オシムの国"のW杯~」

 1990年ワールドカップイタリア大会で、崩壊を始めていた多民族国家ユーゴスラビアの代表チームを率いたオシムさんは、国家存続の求心力たらんとしてワールドカップ優勝を目指して戦った自らを、何度かドンキホーテになぞらえて語っておられたようですが…
 今も、民族の融和と平和という理想のために戦ったおられるわけですね。
 格好良すぎだ。


 
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 本日の1曲「いつも何度でも」です。

 

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