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三つの小さな音符 

  想い出の底からメロディーが浮かびあがる。
  切なく苦しい、あの夏の日の恋がよみがえる。
  私をあざけるように…
  三つの音符を繰り返しながら

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 本日ご紹介する別府の youtube 動画は「三つの小さな音符」です。
 この曲、1961年に公開された、当時のパリ下町のカフェを舞台にした映画作品「かくも長き不在」のクライマックスシーンで使われています。

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 大戦中、ゲシュタポによって拘引されて後、行方不明となってしまった夫。
 長年1人でカフェを切り回してきた女主人。
 ある日、彼女が見かけた夫そっくりな男性は、記憶を失った浮浪者でした。
 憑かれたように男の後を追う彼女…
 誰が何と言おうと、彼女は男のことを夫だと信じます。

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 この曲は、彼の記憶を取り戻させようとする彼女が、男を夕食に招き、食事の後で、2人でダンスを踊るシーンでジュークボックスから流れるのです。
 3つの音符を繰り返す古いワルツ…

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 曲の中で歌われている、遠い夏の日の、古いワルツのメロディーに彩られた切なく苦しかった、記憶の中の恋の物語。
 記憶の底から浮かんできたワルツのメロディー、それとともに蘇った苦い恋の記憶をかみしめている、曲中の主人公の物語。
 カフェの女主人の記憶の中で、今も生き生きと息づいている、夫との暮らしが描かれた遠い日の甘い物語。
 目の前にいる誰よりも愛おしいその人は、いくら抱きしめようと、けっして応えてくれることがないのだと知らされる、悲しみの物語。

 異なった4つの物語が、絡まった糸に操られ、重なり合う影法師のように揺らめきながら、悲しく切ないワルツを舞っているようです。
 どうぞ別府の歌唱で聴いてみてください。

 


 
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