人をみたら泥棒と… では悲しすぎますが
2014/04/19 Sat. 15:09 [その他]
これは、先日お知り合いの方から伺った、その方の体験談です。
そのお知り合いは、遠くに住んでおられる方なので、これから書くお話も、場所はどこか分からない、日本のある地方であったお話だと思ってください。
別府のお知り合いのその方は、会社に勤めておられます。
ある日、古くから親しくしていた会社の先輩の方と食事に行くことになりました。
その先輩の方は、既に会社を勇退され、ご自身でお仕事をされているという方だそうです。
仲のよい先輩後輩が久しぶりに会うということで、格式のある立派なお店を選んで予約したそうです。
当日、お店で落ち合ったお2人は、今夜はゆっくりやろうかとなり、上着を脱ぎ、ネクタイを緩め…
脱いだ上着はお店に預けました。
想い出話などを肴に、お酒もすすんで数時間後、すっかり良い気分になったお2人は、そろそろお開きとすることにしました。
勘定を頼み、上着を返してもらいました。
そこで先輩の顔色が変わりました。
内ポケットに入れておいた財布が見当たらない!
お店の方に尋ねて、事情を調べても、埒があかない。
仕方なく警察を呼んだそうです。
やがて警察の方が来て、皆から事情を聴きとります。
やっぱり何も分からない様子…
そのとき警察の方が、別府のお知り合いに聞きました。
そんな馬鹿なと思うかもしれませんが、無いことではありません。上着を取り違えているということはありませんか?確認してもらえませんか。
確認も何も、これは私の上着だがと思いつつ、しぶしぶ着ていた上着をあらため、内ポケットを探ってみて、ビックリ。
なんと、そこから先輩の財布が出てきたのです!
な、なんだ、これ、なんでこんな所に入っているんだ!
どうにも腑に落ちないことながら、財布はみつかり、しかも「無い無い」と騒いだ側から出てきたと言うことで、何ともきまりがわるく、お2人は、騒がして申し訳なかったと詫びながら、会計を済ませると、這う這うの体でお店を後にしたそうです。
そしてタクシーの中、ゆっくりと財布の中身を改めていた先輩がぽつり…
「1万円足りない」
店に来る前に銀行で現金をおろしたところだったので、財布にいくら入っているか、たまたま正確に覚えていたそうなのです。
やがてお2人は、同時にあることに思い当たって、顔を見合わせました。
「内ポケットから財布を抜き出した人間は、1枚だけならバレないだろうと考えて、1万円だけ抜き取った後、財布をポケットに戻そうとして、そのとき2人の上着を取り違えたんだ!」
「いまさら引き返して蒸し返すわけにもいかんな…」
上着やバッグを預けるときには、貴重品はお手元に、というお話でございます。
それだけで防げる悲劇もあるということのようでして…
いつも応援をいただきましてありがとうございます。
別府葉子フェイスブックページも開設しております。よろしくお願いいたします。
本日の1曲は「花祭り」です。お口直しの1曲ということで…
そのお知り合いは、遠くに住んでおられる方なので、これから書くお話も、場所はどこか分からない、日本のある地方であったお話だと思ってください。
別府のお知り合いのその方は、会社に勤めておられます。
ある日、古くから親しくしていた会社の先輩の方と食事に行くことになりました。
その先輩の方は、既に会社を勇退され、ご自身でお仕事をされているという方だそうです。
仲のよい先輩後輩が久しぶりに会うということで、格式のある立派なお店を選んで予約したそうです。
当日、お店で落ち合ったお2人は、今夜はゆっくりやろうかとなり、上着を脱ぎ、ネクタイを緩め…
脱いだ上着はお店に預けました。
想い出話などを肴に、お酒もすすんで数時間後、すっかり良い気分になったお2人は、そろそろお開きとすることにしました。
勘定を頼み、上着を返してもらいました。
そこで先輩の顔色が変わりました。
内ポケットに入れておいた財布が見当たらない!
お店の方に尋ねて、事情を調べても、埒があかない。
仕方なく警察を呼んだそうです。
やがて警察の方が来て、皆から事情を聴きとります。
やっぱり何も分からない様子…
そのとき警察の方が、別府のお知り合いに聞きました。
そんな馬鹿なと思うかもしれませんが、無いことではありません。上着を取り違えているということはありませんか?確認してもらえませんか。
確認も何も、これは私の上着だがと思いつつ、しぶしぶ着ていた上着をあらため、内ポケットを探ってみて、ビックリ。
なんと、そこから先輩の財布が出てきたのです!
な、なんだ、これ、なんでこんな所に入っているんだ!
どうにも腑に落ちないことながら、財布はみつかり、しかも「無い無い」と騒いだ側から出てきたと言うことで、何ともきまりがわるく、お2人は、騒がして申し訳なかったと詫びながら、会計を済ませると、這う這うの体でお店を後にしたそうです。
そしてタクシーの中、ゆっくりと財布の中身を改めていた先輩がぽつり…
「1万円足りない」
店に来る前に銀行で現金をおろしたところだったので、財布にいくら入っているか、たまたま正確に覚えていたそうなのです。
やがてお2人は、同時にあることに思い当たって、顔を見合わせました。
「内ポケットから財布を抜き出した人間は、1枚だけならバレないだろうと考えて、1万円だけ抜き取った後、財布をポケットに戻そうとして、そのとき2人の上着を取り違えたんだ!」
「いまさら引き返して蒸し返すわけにもいかんな…」
上着やバッグを預けるときには、貴重品はお手元に、というお話でございます。
それだけで防げる悲劇もあるということのようでして…
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本日の1曲は「花祭り」です。お口直しの1曲ということで…
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