ピアノ伴奏 上田裕司

　今週末の土曜日に迫っているコンサートに備えて、今日明日は、曲の練習に励んでおります。
　歌詞もシッカリおさらいしておかないとね。
　練習の時は歌詞を間違えると、自分で頬をピシャッとやったりして、スパルタ式の別府です。

　　　　　　　

　先週の土曜日の夕方には、ピアニストの上田裕司さんのところに、打ち合わせに行ってきました。
　上田さんとの打ち合わせも随分久しぶりでした。最後に打ち合わせをしたのは、昨年の秋に上田さんが事故にあう前のことでしたから、もう１年近く前のことになります。
　「事故」というのは、上田さんが片脚を失うことになった恐ろしい交通事故のことです。

　上田さんが、あの事故のあと、今日までの間、どんな思いで過ごしてきたのか、何を乗り越えてきたのか、別府は、ただ想像するだけです。
　上田さん自身は、「医者から片脚切らなあかんて説明されて、自分で、分かりました言うたけど、次の朝、目が覚めて、ホンマに片脚なくなってたときは、信じられんかったなぁ」とひょうひょうと語るばかりで、あとは、笑顔で冗談を飛ばしている、いつもの上田さんがいるばかりです。

　　　　

　部屋の中には、所狭しと積まれている譜面の山でいっぱいです。
　どうやら仕事に没頭されているご様子ですね。
　車椅子に乗って、東へ西へと１人で仕事先に出かけたり、部屋の中では松葉づえを器用に操って動き回っています。
　別府の持ち込んだ譜面を眺めては、まったくの初見の譜面なのに、ええ曲やなと、いきなりスラスラと歌い始めます。
　上田裕司、健在だー

　
　（2011年2月　志度ランパル記念ホールでの別府コンサートより）

　８月３日の別府のコンサートにご来場くださる方は、ご自身の目と耳で、上田さんの健在ぶりをお確かめくださいませ。
　ちなみにローソンチケット、わずかですが、まだ残席がございます（７月３０日午後５時現在）。


　
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