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祈りの日 

 北海道で、荒れ狂う嵐の中、わが子の命を守り抜いたお父さんが雪の中で亡くなられたのは、しばらく前のことでした。
 別府、新聞の報道記事を読みながら涙が止まりませんでした。
 改めてこの勇敢なお父様のご冥福をお祈りいたします。

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 温帯地域の洋上に位置し、南北に長い国土を持つこの国は、実に豊かな四季の自然に恵まれています。
 ただ、そのことは同時に、この国に暮らす人々が、あらゆる形の自然の猛威にさらされ続けた歴史を意味しているようにも思えます。
 北の方面に生きる人々が、寒波や吹雪にさらされる一方で、南の方面に生きる人々は台風の暴風雨にさらされ、また時と場所を選ばないかのような集中豪雨が人々の生活を脅かします。
 私たちの祖先は、荒狂う自然の猛威に対し、なす術もないまま、ただ親子が、夫婦が、家族が、友人が、仲間たちが、互いを助け合い、かばい合って、必死に生き延びてきたのでしょう…

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 明日、私たちが忘れることのない日が、また巡ってきます。
 自然の力が荒れ狂い、多くの人々の命が奪われた日です。
 そして多くの人々が助け合い、かばい合い、そしてまた祈りをささげた日々の始まりでもあった日と言ってもよいのかも…

 2年前の、あのときのことを考えると、ふと思いおこす人たちのことがあります。

 

 いろいろな考え方があるにせよ…
 あのときほど、彼らが有難く、頼もしく、私たちの誇りだったことはありませんでした。
 過酷な状況の中で、私たちの思いを現実の力に変えてくれたことに、今も深い感謝を捧げています。


 
 いつも応援をいただきましてありがとうございます。
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