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今夜 

 先日、宇多津教室に通うMさんから「今度のD's CLUB ライブにOを連れていくから」と連絡を受けました。
 「了解です」
 実は、別府もそのつもりで、既にOさんのお好みの曲のリストアップを済ませていたのでした。

 別府がはじめてOさんと出会ったのは、何年も前のことです。
 別府が、地元の高松で、何とか小さなコンサートを開けるようになっていた頃だったでしょうか…
 たまたま別府の歌を聴いて、それを気に入ってくれたのがOさんでした。
 あっちのライブ、こちらのイベントと、別府が出演する機会には、必ずのようにやって来てくださるようになりました。

 MP900382753[1]

 「わたしは、葉子先生の追っかけだから」
と微笑みながら、よく言ってくださいました。
 Mさんら、教室の生徒さんたちと仲の良かったOさんは、生徒さんたちの癖が移ったようで、別府のことを「葉子先生」と呼ぶようになっていたのです。

 そんなOさんが、体調を崩された後、岡山の病院に入院したのは、1年以上も前のことでした。
 それでも「外出許可がもらえたよー」と嬉しそうに笑いながら、何度も別府の歌を聴きに来てくれていました。
 ときに別府が、病院にお見舞いに寄せてもらったこともありましたが、病院の皆様が別府のことをご存じだったのには、ビックリしました。
 「いつもOさんのDVDや CDで観たり聴いたりさせてもらってるからね」と皆さん笑っておられました。

 しばらく前にOさんから貰った手紙に、胸騒ぎを覚えて「来週、病院に寄るからね」とメールしたら、「いま具合悪くてみっともないから、もう少ししてからにして」と返信がありました。
 結局、それが彼女と交わした最後のやり取りになってしまいました。

 MP900144249.jpg

 歌手という少し風変わりな仕事を選んだおかげで、たくさんの方々と色々な形でかかわりを持つことができました。この仕事を選ばなければ、経験できなかった素敵なことが沢山ありました。
 でも、人とかかわることで知らされる悲しみもあります。
 そして何か責任のようなものも…
 別府は、Oさんも夢見てくれていたように、大ホールで満員のお客様をお迎えするような歌手になるまで、歌うことを止めてはいけないように感じています。

 今夜のライブ、Mさんは、生前の元気だったころのOさんの写真を、テーブルにそっと置いてくださるはずです。
 そして別府は、天国の彼女に届くようにと、心をこめて歌うだけです。


 
 いつも応援をいただきましてありがとうございます。
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