FC2ブログ
12 // 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31. // 02

思い出の曲 「アムステルダム」 

 今日は、別府が歌う1曲を動画でご紹介させていただきます。
 曲は「アムステルダム」"Amsterdam"
 1960年代から70年代にかけてフランスで大活躍したベルギー出身の歌手ジャック・ブレル(Jacques Brel)が自ら作詞・作曲して1964年に発表した曲です。

 brel.jpg

 歌詞のイメージ訳をのせておきますね。

  アムステルダムの港
  けだるい暑さと 物憂さのなか
  金貨一枚で買われた女と
  酒と 血と 生魚のにおいにまみれた男たちが
  大声で笑い ののしり 踊り狂っている
  そして、調子っぱずれのアコルディオンが止むと
  星空をあおいで 女たちに乾杯するのだ
  アムステルダムの港では

 どこか物悲しい、静かな導入部の後、力強いフレーズの繰り返しのうちに、心の奥底から湧いてくる情感のうねりに飲み込まれるような魂の名曲を是非お楽しみください。
 

 別府は昔、あるコンクールで、この曲を歌いました。
 自信のある曲でしたし、満を持してという気持ちもありました。
 全力で歌い終わり、ホールを埋めたお客様たちから、ブラボーの掛け声が飛び交う中、鳴り止まない大きな拍手をいただいたとき、正直「勝った」と確信しました。
 ですから審査結果の発表で、グランプリはおろか、いっさい何の賞にも入っていないと知ったときには、目の前が真っ暗になる思いでした。

 ずっと後になって、ある方から、リハーサルの際に、私が持ち時間を超過して歌ったことがルール違反とみなされ、失格となって審査対象から除外されたらしいと聞かされました。
 でも、このときリハーサルで時間がかかったのは、私の都合ではありませんでした。
 出演者中ただ1人、ギターの弾き語りというスタイルだったため、会場側が音響の設定と調整に手間取ってしまい、別府は、その担当者の指示にしたがって同じ箇所を何度か演奏していたのです。
 当時、事情を知らなかった別府には、弁解のチャンスすらありませんでしたが…

 呆然となったまま、失意のうちに会場を立ち去ろうとしていたとき、会場の前で見知らぬ方から声をかけられました。
 「アムステルダムを歌った別府さんですよね、審査がヘンですよ。本当のグランプリは貴方ですよ」
 その声に応えるように、周囲からも「そうだ、そうだ」「こっちがホントのグランプリだよ」という声が上がりました。
 別府は、ただただ有り難くて、嬉しくて「ありがとうございます」の言葉も声にならないまま、ポロポロといつまでも涙をこぼしながら、おじぎを繰り返していました。

 もしあのときグランプリを獲っていたら、別府の人生は少し変わっていたのかも…
 でもあのときのことを悔やむ気持ちは全然ないですね。
 その後、別府が人生で出会ったこと、出会った人々、どちらも宝物のように大切で、別府は充実の人生を歩んでいると感じているので。
 人生がやり直せるとしても、別府はこの人生がいいわ(笑)

 SnapShot(80)a.jpg


 
 いつも応援をいただきましてありがとうございます。
スポンサーサイト



[edit]

trackback: -- | comment: 16