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きれいな花瓶に入ってはいませんが… 

 先日、別府は自分が卒業した高校を訪れました。
 母校は私が在学していた頃とは、すっかり様変わりしていました。私が学んでいた校舎も、新しい建物になっていたし…

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 注:写真はイメージで、実際の母校とは異なります。

 でも廊下を歩いていると先生が生徒に気軽に声を掛けたり、生徒たちも明るく笑っていたりして、とても良い雰囲気。うふふ。

 私の母校は香川県立高松商業です。
 高校野球の名門「高商」として名前をご存知の方も多いかと思います。何しろ春夏通算で44回の甲子園出場ですからね(近年、すこし振るわないのが残念!)。

 高商は、古い歴史を持った高校で、今年で創立110周年を迎えています。
 明日11月24日は、その110周年記念ということで、記念式典や行事が予定されているとのこと。
 そしてその締めくくりとなる記念祝賀会が午後6時から高松駅前のクレメントホテルで行われるのですが、その中のイベントとして、別府のミニコンサートをやらせていただけるのです。
 先日の母校訪問は、その打ち合わせのためでした。

 最初、高商から、このお話をいただいたとき、とても名誉なことだと嬉しく、そして有り難く思いました。
 母校の記念行事において、卒業生として歌を披露して欲しいと言われることは、別府のこれまでの活動が、母校から認められた、評価していただけたのだと感じられたからです。

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 私が高商の出身だということは故郷の高松でもあまり知られていないと思います。
 高松には音楽専門コースが設けられている高校があって、別府のことを知る人の多くは、なぜか別府がその学校の卒業生だと勘違いされているようなのです。

 でも別府は音楽の専門教育を受けたことがありません。
 私に音楽の手ほどきをしてくれたのは、小学校の合唱部の先生であり、高校のギター部の先生なのです。
 大学はフランス語学科です。フランス語の勉強がしたかったので…
 高商は進学エリート校ではありませんから、進学のために私は、自分で大学のことを調べて、1人で受験勉強をしていました。
 そして大学では熱心に授業を受け、ラジオのフランス語講座を聴き、フランス映画のビデオを擦り切れるくらい観て、フランス語を身につけました。
 歌を歌うようになってからは、CDの中に歌声を残している数多の天才たちを手本に練習を重ね、難しい専門知識については音大を出たミュージシャン仲間に教えてもらいながら今日までやってきました。

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 自分の道を拓くための努力はいとわなかったと自負しています。
 雑草の強さを持って生きてきたつもりです。
 踏まれても芽を出します、そしていつか花を咲かせます。
 そして私の中に培われた雑草の強さのルーツは、母校、高松商業の時代にあったと感じているのです。
 生徒の自主自立を尊ぶ校風の中で、大学に進んでフランス語の勉強をしようと決めたときかな…

 母校の110周年祝賀会で歌うことが決まったあと、何人もの方々から「高商のご出身だったのですね。私もなんです!応援していますよ」と笑顔でご挨拶をいただきました。
 「はい、ありがとうございます」と答えながら、母校への誇らしい気持ちに満たされています。
 そして心の中で「雑草だから強いですよ」なんて思ってます(笑)


 
 いつも応援をいただきましてありがとうございます。
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