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「愛を抱きしめて」 

 それは別府がお仕事で東京に行っていたときのことでした。
 仕事を終えてから、CDや譜面を買い込みに渋谷の街に出かけました。
 ギターケースを背負い、渋谷の雑踏を人を避けながら歩いていたときのこと…
 黙々と歩く人の群れの中にビラ配りの男性を見かけました。
 まだ少年の面影を残した、若くて周囲より頭ひとつ背の高い男の子。
 痩せぎすの背中を少し丸めるような姿勢で、道行く人たちにビラを配ろうとしていましたが、急ぎ足の人々は、足を緩めることもなく彼の横をすり抜けていくばかりです。
 「くそっ」声にならないため息をつきながら天を仰いだ彼は、太陽の眩しさに眉をしかめながら肩を落としました。

 「あっ」
 そのとき一瞬のうちに胸の中に色々な想いが交錯し、私の中で1つの曲が形を成し始めたように感じました。
 これまで生きていた彼の人生、彼のふるさと、彼の家族たち、出会った人たち、出会った出来事、去っていった出来事、別れていった人たち…
 彼は、私であり、そして皆さんです。

 こうして作られた曲が、この「愛を抱きしめて」です。
 よろしかったら聴いてみてください。




 
 いつも応援をいただきましてありがとうございます。
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