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「きみの港になろう」 

 人は人生の中で、何人もの師や先輩に出会います。
 そしてその中には、その人にとって生涯忘れられないような特別な出会いもあるでしょう。
 新しい道を歩み始めたとき、親身になって自分を導いてくれたり、迷いや恐れに耳を傾けてくれたり、あるいは悩んでいるときに、どうしていると連絡をくれたりと。そうして人と人とのつながりが少しずつ深まっていく。

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 近いうちに発表しようとしている別府のオリジナル曲は、そんな曲です。
 たまたま同じような道を選んだ者が、先輩と出会い、手ほどきを受ける。
 その後も、折にふれ、顔をあわせては、近況を語りあったり、助言を受けたり。
 何年もが過ぎ、家族ができ、付き合いの輪はひろがり。
 やがていつか後輩は、先輩を超えていくのだろう。

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 曲名は「きみの港になろう」と付けました。
 気が向いたら、いつでも碇をおろして、ゆっくりしていけばいい、わたしはいつでもここにいるから、といった心情を表わしています。

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 もうすぐ聴いていただく機会があるかと思います。
 曲イメージのモデルとさせていただいた何人もの人々に感謝です。



 
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 3月30日(土)は高松でライブです。

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 3月31日(日)は岡山でライブです。

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 4月27日(金)は香川県の仁尾町でライブです。

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 4月28日(土)は山口県山口市でライブです。

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 4月29日(日)は広島市でライブです。

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 4月30日(月・休)は松山市でライブです。

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 5月12日(土)は大阪でライブです。

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 ニューアルバム「ばら色のJE T’AIME! 」Amazonにて発売中です。
 下のジャケット写真をクリックすると、試聴できるサイトが開きます。

 ジャケ写beppu3

 本日の1曲は、「歌い続けて」です。

 
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「蔦がゆれる」 

 もうじき母の一周忌を迎えます。
 母は若い頃に病を得たせいで、長生きは出来ないとだろうと思われていました。
 それでも人生を楽しむ術を知っている人で、お友達といっしょに、踊りやカラオケ、旅行など、折々に楽しく過ごしていたようです。

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 ずっとお医者さまのお世話にはなっていたのですが…
 昨年、どうも調子が悪いということなので、ツテを頼って大阪に来てもらって診察を受けてもらったりしたのですが、そのお医者様も詳しく病状を説明して下さった上で、「来年の桜を見るのは難しいでしょう」とおっしゃいました。

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 母もそういう診断は知っていたのですが、その後も暮らしぶりは、ほとんど変わりませんでした。
 変わったことと言えば、よく電話をくれるようになっていたくらいでしょうか。
 調子がよいときには、いろいろな所に遊びに行っていました。

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 最後はもうアッという間に逝ってしまって。
 葬儀のすぐ後に、コンサートが入っていたので、休む間もなくステージに立っていて、母の死を悲しむ暇もなかったように思います。(あのとき伴奏の2人は事情を知っていて、アンコールのときベースの尚美ちゃんのすすり泣きがずっと聞こえていたのを思い出します)

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 それから何カ月も経ってから、郊外を走る電車に乗っていた時に
 にわかに天気が崩れるなか、嵐のような雨風の中で、遠くの建物の壁一面を覆っているツタの葉が激しく揺れ騒ぐ様子がみえました。
 そのときでした。胸のなかに次々に母の思い出が溢れ出て、止まらなくなったのです。

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 そのときの想いは、すぐに1曲の歌にすることができました。
 それが、この曲「蔦がゆれる」です。

 

   あとどれくらい君といられるだろう
   見えないふりの さよならの予感
   想い出つくるときはあるだろうか



 
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 今日の1曲は「6月の雨」です。

 

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蔦がゆれる 

 別府のライブはフランスの曲が中心になりますが、あんまりジャンルにはとらわれていません。
 だからオリジナル曲も歌います。
 今年も8月27日からのミニツアーのために新曲を1曲作りました。

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 題名は「蔦がゆれる」です。
 歌詞の一部を少しご紹介します。

  いつまでも笑いあえると思ってた
  あとどれくらい君といられるだろう
  見えないふりのさよならの予感
  思い出つくるときはあるだろうか
  蔦がゆれる 通り雨に 遠くひくく春のかみなり

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 この曲の着想を得たのは郊外の電車に乗っていたときのことでした。
 急に窓ガラスを打ち始めた雨
 パッと光ったと思うと、低く雷の音が聞こえて
 遠くに見えた建物の壁に、突然の嵐に揺れ騒ぐ蔦が見えていました。

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 音楽は1人1人が自由にイメージして下さればいいものでしょう。
 だから、この曲も、たとえば悲しい恋の歌として、あるいは別のイメージでと、自由に聴いてくださればと思います。
 ただ別府自身が、この曲を作ったときに思い出していたのは昨年の暮れ亡くなった母のことでした。
 治癒の期待できない病を得て、それでも残りの人生を笑顔で生きていた母のイメージです。

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 同時に、曲を作りながら、自分の周囲にいる、いろいろな人たちのことを考えました。
 たとえば生涯の親友と死に別れた人
 そしてまた将来を誓った恋人と別れてしまった人…
 懸命に生きる様々な人の人生のことです。
 歌うときも、そんないろんな人生を思いながら歌うと思います。

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 このメンバーにて8月27日よりミニツアーです。



 
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 今年の夏のミニツアーは、大阪、名古屋、東京、甲府と周ります。大阪(Lコード54591)、東京(Lコード71912)はローソンチケットにて発売中。

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 (クリックで拡大します)

 今日の1曲は「哀しみのソレアード」です。

 

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六月の雨 

 別府が歌っている動画は、Youtubeを中心に数10本以上がウェブ上にアップされているのですが…
 はじめて動画をアップした頃には、笑ってしまうくらい全然再生回数が増えなかったものでした。
 有難いことに今では1万回以上再生された動画も随分たくさんになってきました。

 つい最近も1本、再生回数が1万回を超えたのですが、この動画に関しては、別府とくべつの感慨がありました。
 この動画です。

 

 「六月の雨」
 別府の作詞作曲したオリジナル曲です。
 そうです。自分の作った曲の動画の再生回数が1万回を超えたのは、この動画が初めてなのです。えへへ。

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 愛する人を失っても人生は続き、そしてその人の面影は心の中に生き続ける。
 愛の暮らしは絶えることがない。
 そういう歌なのですが…

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  桜の花を揺らす風が
  いつか向日葵を吹き抜けて
  色づくもみじ流れる川が雪に凍りつくころも
  いつもあなたを いつも想ってる

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 この歌詞からも分かるとおり、別に六月の情景だけを取り上げた歌ではないのですが…
 なんで題名が「六月の雨」なのかといいますと。
 数年前の6月のある日、雨のなか道端に咲いていたガクアジサイの花に、ふと昔の情景を思い出したことが、この曲ができるきっかけだったからです。

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 遠いむかし両親と暮らしていた家の庭に、ガクアジサイの花が咲いていたのです。
 父が逝き、母を見送り、あの花の咲いていた家も今はもうありませんが、2人の思い出は今も絶えることはありません。



 
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 冬のツアー、おかげ様で無事に終了いたしました。ありがとうございました。

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曲の成長 

 前回の記事では、別府の作ったオリジナル曲「月虹」をご紹介させていただきました。
 この曲、先日のコンサートで初披露したわけですが、もちろん、これで完成というわけではありません。というより、生まれたばかりですから、曲としての成長は、これから始まるわけです。

 同じく、別府が作ったオリジナル曲「6月の雨」
 はじめて披露したのは、昨年7月の丸亀でのコンサートでした。
 それから何度も演奏する機会があり、今年の8月の大阪でのコンサートでも歌っていますが、この丸亀と大阪での演奏を聴き比べると、内容が変わってきているのが分かります。
 よろしかったら、聴き比べてみてください。

 2012.7.21 丸亀市猪熊弦一郎現代美術館ミュージアムホールにて
 

 2013.8.4 ミノヤホール(大阪中津)にて
 

 細かいことは、いろいろあるのですが、よく聴いていただくと、丸亀にはなかったギター伴奏が、大阪では入っているのが、お分かりいただけると思います。
 この曲に「ギターを入れようよ」と言ってくれたのは、ベーシストの奥田稔さんでした。
 この曲、易しい曲ではなくて、実は、歌うのが、ちょっと難しい曲なのです。
 その上、ギターの弾き語りまで、やれってかーと、別府、逡巡したのですが…
 ギター入れて正解でしたね。
 上田裕司さんの奏でるピアノ伴奏と、絡まり合うように情感を高めていくギターの音色は、確かに、この曲に色合いと奥行きを与えてくれます。

(もちろん、上の Youtube での大阪での演奏では、ギターのピッチが狂ってて、全然ダメじゃん、という方はいらっしゃると思いますが、そういう方は、頭の中で調弦しながらお聴きください。ステージにはギターのピッチを狂わせる魔物が住んでいるのです。ギター弾き語りライブとは、ピッチの狂いとの果てしのない闘いなのですよ。)
 mg
 いま別府は、この「6月の雨」、鶴ちゃんのピアノでの熟成を試みています。
 たしかに、上田さんは、そのキャリアもテクニックも大変なピアニストですが、鶴ちゃんのピアノも素敵です。
 何より2人のピアニストとしての個性は、ぜんぜん別のものなのです。だから鶴ちゃんと一緒に、この曲を何度もやることで、曲自体が、新しい側面をみせてくれるはずなのです。

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 明日は、D's CLUB での別府のレギュラーライブです。
 明日も、鶴ちゃんと2人で、いっちょやったるかー

 別府葉子シャンソンライブ 2013.9.26(木)
   会場 ジャズ&バー D's CLUB
    〒763-0024 香川県丸亀市塩飽町11-1 H&FビルB1
    TEL 0877-21-6117
   出演 別府葉子(vocal & guitar) 鶴岡雅子(piano)
   ステージ 20:00~ 21:00~ 22:00~ 各30分
   ライブチャージ 1100円


 
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