04 // 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31. // 06

「蔦がゆれる」 

 もうじき母の一周忌を迎えます。
 母は若い頃に病を得たせいで、長生きは出来ないとだろうと思われていました。
 それでも人生を楽しむ術を知っている人で、お友達といっしょに、踊りやカラオケ、旅行など、折々に楽しく過ごしていたようです。

 Friutz8065130009_29c52a22bb.jpg

 ずっとお医者さまのお世話にはなっていたのですが…
 昨年、どうも調子が悪いということなので、ツテを頼って大阪に来てもらって診察を受けてもらったりしたのですが、そのお医者様も詳しく病状を説明して下さった上で、「来年の桜を見るのは難しいでしょう」とおっしゃいました。

 inoc6952645778_4297e2a40c_b.jpg

 母もそういう診断は知っていたのですが、その後も暮らしぶりは、ほとんど変わりませんでした。
 変わったことと言えば、よく電話をくれるようになっていたくらいでしょうか。
 調子がよいときには、いろいろな所に遊びに行っていました。

 onigiri-kun7453359294_b3735.jpg

 最後はもうアッという間に逝ってしまって。
 葬儀のすぐ後に、コンサートが入っていたので、休む間もなくステージに立っていて、母の死を悲しむ暇もなかったように思います。(あのとき伴奏の2人は事情を知っていて、アンコールのときベースの尚美ちゃんのすすり泣きがずっと聞こえていたのを思い出します)

 SnapShot(440)_20161016185753bb4.jpg

 それから何カ月も経ってから、郊外を走る電車に乗っていた時に
 にわかに天気が崩れるなか、嵐のような雨風の中で、遠くの建物の壁一面を覆っているツタの葉が激しく揺れ騒ぐ様子がみえました。
 そのときでした。胸のなかに次々に母の思い出が溢れ出て、止まらなくなったのです。

 tsuta_01.jpg

 そのときの想いは、すぐに1曲の歌にすることができました。
 それが、この曲「蔦がゆれる」です。

 

   あとどれくらい君といられるだろう
   見えないふりの さよならの予感
   想い出つくるときはあるだろうか



 
 ブログランキングに、いつも応援をいただきましてありがとうございます。

 別府葉子フェイスブックページも開設しております。よろしくお願いいたします。

 今日の1曲は「6月の雨」です。

 
スポンサーサイト

[edit]

trackback: -- | comment: 4

蔦がゆれる 

 別府のライブはフランスの曲が中心になりますが、あんまりジャンルにはとらわれていません。
 だからオリジナル曲も歌います。
 今年も8月27日からのミニツアーのために新曲を1曲作りました。

 1471859229625.jpg

 題名は「蔦がゆれる」です。
 歌詞の一部を少しご紹介します。

  いつまでも笑いあえると思ってた
  あとどれくらい君といられるだろう
  見えないふりのさよならの予感
  思い出つくるときはあるだろうか
  蔦がゆれる 通り雨に 遠くひくく春のかみなり

 ivy-on-wall.jpg

 この曲の着想を得たのは郊外の電車に乗っていたときのことでした。
 急に窓ガラスを打ち始めた雨
 パッと光ったと思うと、低く雷の音が聞こえて
 遠くに見えた建物の壁に、突然の嵐に揺れ騒ぐ蔦が見えていました。

 vectorbannerlgi01a201405090.jpg

 音楽は1人1人が自由にイメージして下さればいいものでしょう。
 だから、この曲も、たとえば悲しい恋の歌として、あるいは別のイメージでと、自由に聴いてくださればと思います。
 ただ別府自身が、この曲を作ったときに思い出していたのは昨年の暮れ亡くなった母のことでした。
 治癒の期待できない病を得て、それでも残りの人生を笑顔で生きていた母のイメージです。

 YOKO01.jpg

 同時に、曲を作りながら、自分の周囲にいる、いろいろな人たちのことを考えました。
 たとえば生涯の親友と死に別れた人
 そしてまた将来を誓った恋人と別れてしまった人…
 懸命に生きる様々な人の人生のことです。
 歌うときも、そんないろんな人生を思いながら歌うと思います。

 t316.jpg
 このメンバーにて8月27日よりミニツアーです。



 
 ブログランキングに、いつも応援をいただきましてありがとうございます。

 別府葉子フェイスブックページも開設しております。よろしくお願いいたします。

 今年の夏のミニツアーは、大阪、名古屋、東京、甲府と周ります。大阪(Lコード54591)、東京(Lコード71912)はローソンチケットにて発売中。

 2016Stourチラシ02
 (クリックで拡大します)

 今日の1曲は「哀しみのソレアード」です。

 

[edit]

trackback: -- | comment: 2

六月の雨 

 別府が歌っている動画は、Youtubeを中心に数10本以上がウェブ上にアップされているのですが…
 はじめて動画をアップした頃には、笑ってしまうくらい全然再生回数が増えなかったものでした。
 有難いことに今では1万回以上再生された動画も随分たくさんになってきました。

 つい最近も1本、再生回数が1万回を超えたのですが、この動画に関しては、別府とくべつの感慨がありました。
 この動画です。

 

 「六月の雨」
 別府の作詞作曲したオリジナル曲です。
 そうです。自分の作った曲の動画の再生回数が1万回を超えたのは、この動画が初めてなのです。えへへ。

 1044632_492630914179886_135.jpg

 愛する人を失っても人生は続き、そしてその人の面影は心の中に生き続ける。
 愛の暮らしは絶えることがない。
 そういう歌なのですが…

 MP900399632_201603191551512af.jpg

  桜の花を揺らす風が
  いつか向日葵を吹き抜けて
  色づくもみじ流れる川が雪に凍りつくころも
  いつもあなたを いつも想ってる

 MP900400388.jpg

 この歌詞からも分かるとおり、別に六月の情景だけを取り上げた歌ではないのですが…
 なんで題名が「六月の雨」なのかといいますと。
 数年前の6月のある日、雨のなか道端に咲いていたガクアジサイの花に、ふと昔の情景を思い出したことが、この曲ができるきっかけだったからです。

 a0003_000126.jpg

 遠いむかし両親と暮らしていた家の庭に、ガクアジサイの花が咲いていたのです。
 父が逝き、母を見送り、あの花の咲いていた家も今はもうありませんが、2人の思い出は今も絶えることはありません。



 
 いつも応援をいただきましてありがとうございます。

 別府葉子フェイスブックページも開設しております。よろしくお願いいたします。

 冬のツアー、おかげ様で無事に終了いたしました。ありがとうございました。

 16WT10S.jpg

[edit]

trackback: -- | comment: 5

曲の成長 

 前回の記事では、別府の作ったオリジナル曲「月虹」をご紹介させていただきました。
 この曲、先日のコンサートで初披露したわけですが、もちろん、これで完成というわけではありません。というより、生まれたばかりですから、曲としての成長は、これから始まるわけです。

 同じく、別府が作ったオリジナル曲「6月の雨」
 はじめて披露したのは、昨年7月の丸亀でのコンサートでした。
 それから何度も演奏する機会があり、今年の8月の大阪でのコンサートでも歌っていますが、この丸亀と大阪での演奏を聴き比べると、内容が変わってきているのが分かります。
 よろしかったら、聴き比べてみてください。

 2012.7.21 丸亀市猪熊弦一郎現代美術館ミュージアムホールにて
 

 2013.8.4 ミノヤホール(大阪中津)にて
 

 細かいことは、いろいろあるのですが、よく聴いていただくと、丸亀にはなかったギター伴奏が、大阪では入っているのが、お分かりいただけると思います。
 この曲に「ギターを入れようよ」と言ってくれたのは、ベーシストの奥田稔さんでした。
 この曲、易しい曲ではなくて、実は、歌うのが、ちょっと難しい曲なのです。
 その上、ギターの弾き語りまで、やれってかーと、別府、逡巡したのですが…
 ギター入れて正解でしたね。
 上田裕司さんの奏でるピアノ伴奏と、絡まり合うように情感を高めていくギターの音色は、確かに、この曲に色合いと奥行きを与えてくれます。

(もちろん、上の Youtube での大阪での演奏では、ギターのピッチが狂ってて、全然ダメじゃん、という方はいらっしゃると思いますが、そういう方は、頭の中で調弦しながらお聴きください。ステージにはギターのピッチを狂わせる魔物が住んでいるのです。ギター弾き語りライブとは、ピッチの狂いとの果てしのない闘いなのですよ。)
 mg
 いま別府は、この「6月の雨」、鶴ちゃんのピアノでの熟成を試みています。
 たしかに、上田さんは、そのキャリアもテクニックも大変なピアニストですが、鶴ちゃんのピアノも素敵です。
 何より2人のピアニストとしての個性は、ぜんぜん別のものなのです。だから鶴ちゃんと一緒に、この曲を何度もやることで、曲自体が、新しい側面をみせてくれるはずなのです。

 SnapShot(51).jpg

 明日は、D's CLUB での別府のレギュラーライブです。
 明日も、鶴ちゃんと2人で、いっちょやったるかー

 別府葉子シャンソンライブ 2013.9.26(木)
   会場 ジャズ&バー D's CLUB
    〒763-0024 香川県丸亀市塩飽町11-1 H&FビルB1
    TEL 0877-21-6117
   出演 別府葉子(vocal & guitar) 鶴岡雅子(piano)
   ステージ 20:00~ 21:00~ 22:00~ 各30分
   ライブチャージ 1100円


 
 いつも応援をいただきましてありがとうございます。

 別府葉子フェイスブックページ、開設いたしました。よろしくお願いいたします。

[edit]

trackback: -- | comment: 12

夜かかる虹 

 夜空にかかる虹をみたことがありますか?

 別府は、そういうものが存在すること自体、つい最近まで知りませんでした。
 わりと最近、ネット上で、アフリカで見られた夜空の虹の写真をみて、その存在を知ったのです。

 lr01.jpg

 その写真のイメージは強烈でした。
 つまり、まるで自分自身が、そこで虹を見ているような錯覚をもたらして、夜の虹を見ている自分を、繰り返し追体験してしまうといったような…

 そうして別府の中で、次第に増殖したイメージは、別府を突き動かす力となって、別府に曲を作らせました。
  「月虹(げっこう)」
 別府の新しいオリジナル曲です。

     冴え渡る満月の空に 浮びあがる 七色の虹
     いにしえの悲しみときみの涙で輝いているのだろうか
     Oh Luna Rainbow

 別府の中に広がった、主なイメージは、アフリカのいくつかの国や地域の歴史でした。
 先進諸国が残した負の遺産を負わされたような、内戦と呼ばれる苦しみに満ちた戦いの日々…

 MC900305027.jpg

     美しい人が住むという 世界が交わるこの国では
     黒い目や トパーズ色の目が 青い瞳と微笑み合う
     心に同じ風を 感じてきたはずなのに なぜ
     歴史は悲しみで彩られているのだろう

 それを見た者には幸運が訪れる…
 夜空にかかる虹

 それはきっと、虹という形をとった希望

 この曲、つい数日前に完成したので、9月6日の東京コンサートで歌います。


 
 いつも応援をいただきましてありがとうございます。

 別府葉子フェイスブックページ、開設いたしました。よろしくお願いいたします。

 13けやきA4チラシ01
 上のチラシをクリックすると、コンサートご案内記事(8月14日記事)が開きます。

[edit]

trackback: -- | comment: 7